医ぐらし式医者の遅刻の言い訳一覧

遅刻はしないに越したことがありません。

でも、医者の仕事はどうしても臨時対応の業務が多いため、現実問題遅刻をし回避できないことはしばしばあります。また、人間ですのでうっかり遅刻をしてしまうのも当然です。

今回は、私が過去につかった遅刻の言い訳を列挙して、解説、医者向けには遅刻についておすすめの釈明例、医者以外の方にはちょっとした言い訳の真実度の見抜き方のコツを紹介していきます。

多分、一般には、ヲイヲイという言い訳もしばしばあると思いますので笑覧いただければそれはそれで幸いです。

医者の遅刻の言い訳一覧

では、早速、医者の遅刻の言い訳一覧いってみましょう。

基本としては、完全に事実でなくても、多少盛るのは策のうちだけど、嘘はだめ。

  • 許してもらいたいときにする言い訳
    • 病棟(外来)でバタバタしてしまいまして、ちょっと出るのが遅れてしまいました。
    • 病棟(救急外来)からちょっと呼び出されて。
    • どうにか間に合う見込みだったんですが、ちょっと道が混んでいて5-10分程度遅れそうです。
    • 間に合うはずだったのですが、ちょっと腹具合がいまいちでトイレにいます。
    • 病院にはついているのですが、ちょっと腹具合がいまいちでトイレにいます。
  • 早期にお詫びしてダメージコントロールするための言い訳
    • すみません!前日にアラーム解除しちゃって起きたら今でした。
    • すみません、予定時間勘違いしていました。
      • すみません、今日外来日だと思っていました。
    • ごめん!新幹線がすんでのところで出発しちゃった。
    • ごめん!これから緊急手術になる症例が来るから遅れる!
  • オススメできない言い訳
    • 緊急手術で・・・(嘘の場合)

なぜ、緊急手術(嘘)が言い訳に向かないのか

はじめに、「はじめて遅刻して言い訳が思いつかない場合」にうっかり使ってしまいそうな最危険言い訳について説明します。

 緊急手術は医者らしい非常に重要な用事で、錦の御旗となりうるイベントです。

 事実であれば仕方ないのですが、嘘であれば不誠実どうこう以前に絶対にやめるべきです。

 その理由は一言で言ってしまうと「脇からバレるリスクが高いから」です。

 緊急手術には、診療科の医師(だいたい一人ではない)、麻酔科医、外来看護師、病棟看護師、手術室看護師といったように非常に多くの人が関わりますし、緊急手術は大きなイベントなので関わったスタッフはだいたい覚えています。

 なので、知り合いや、知り合いの知り合いにスタッフがいたりして。

Dr. A 「ごめんなさい、緊急手術で遅れました。」

B「緊急手術なら仕方がないよね」

後日…

B「○○先生、この間緊急手術で大変だったんですよね。」

Ns. C「えっ、先月緊急手術なんてなかったですよ」

B「えっ!」

なんてことになりかねません。

 非医療関係者相手にはごまかせるかもしれませんが、

医局派遣の外来アルバイトの遅刻などの際には絶対使わない方がよいです。

 別の曜日や別の週の担当の医師からバレる場合があるからです。こういう事態が生じると、バイト先での評価のみならず、医局でもただの遅刻以上に問題として扱われてしまうことがありますので。

 また、そもそも論として、緊急手術は…

 緊急手術になりそうな患者さんが外来に来る→手術の方針になる→手術室に連絡して手術開始できるまで待機→手術執刀→術後管理

 という流れになりますので、よっぽどちょろい場合を除いては、短くても数時間の対応になります。ですので、大遅刻の理由にはなるかもしれませんが、ちょっとした遅刻の理由にはなりにくいです。

 それに、患者さんが来院して緊急手術の方針になった瞬間に概ねの見込みは立つはずです。そして、緊急度にもよりますが、多くの場合どこかしらで、LINE一行、電話一本かける時間の余裕もあるはずなので、そもそも遅れる前に連絡すべしという話になります。

 つまり、バレやすさ、サイズ感が大きいこと、事前に連絡できるタイミングがあるはずなことから、緊急手術は遅刻の言い訳には向かないわけです。

オススメの「言い訳」

  • 病棟(外来)でバタバタしてしまいまして、ちょっと出るのが遅れてしまいました。
  • 病棟(救急外来)からちょっと呼び出されて。

 基本はこの2つがオススメです。というか、事実として発生頻度が高いです。

 一般の方向けに説明すると、用事で出かける前に患者さんの具合が気になって、ちょっと10分のつもりで病棟に顔を出したら、あれよあれよと用事が増えて30分~小1時間仕事をするハメになる事案です。

 ちょくちょくある事案なので、別に他のスタッフも特別記憶にのこらないし、そんなことがあったといわれればあったかもだし、なかったといわれればなかったかもというぐらいの話にしかなりません。

 誰が、何分病棟で臨時対応していたかなんておぼえていないのです。

 なので、わたしはついうっかりプライベートで遅れるときは、実際に対応した時間に20-30分ぐらい盛ってはなしたりすることがあったりなかったり…。頻発事案なので、医者同士の飲み会などに遅れる言い訳に使ってしまいます。

 ちょっと今日病棟がバタバタしてて、ごめん行けそうにないと欠席連絡をすることもありました。

医者の遅刻の「言い訳」の見抜き方

 残念ながら、医者がプライベートの用事に遅刻した際には業務を言い訳にすることが多いし、それを持ち出されちゃ「そっか、しょうがないね」と言わざるをえない場合がおおいです。

 もし、そんなとき、本当かな?とおもったときに確認するためにいい声の掛け方があります。

 それは、

「大変だったね、何があったの。」

 こう声をかけて、不機嫌になったら嘘の可能性が高いと思います。

 事実であれば、「それがさー、担当の患者さんが具合が悪くってさ…」とぐちっぽく話が続くことがおおいです。

 ただ、守秘義務との兼ね合いもあるので人によっては「それがさ、まあちょっとね」ぐらいにしか言わないこともあるので言い訳の真偽の判別はやはり難しいです。

遅刻する先生方へ

 自分も、よく遅刻する医者なのであれですが…

 医者という仕事柄業務上の理由で遅刻せざるをえないことはしばしばあります。

 ですので1つだけ伝えておけることがあるとしたら

 できるだけ、事前連絡しましょう。

 結構LINE一行送る時間ぐらいはあるはずです。

  • 緊急対応が必要そうな患者さんの来院気配があるとき
  • 病棟の患者さんで時間がかかりそうな対応が入りそうなとき
  • 採血結果をまっているとき
  • CTの順番をまっているとき
  • コンサルトの返事をまっているとき
  • 入院を決定して病棟にあがるのをまっているとき
  • 緊急手術の入室をまっているとき

 どっかのタイミングで一報いれるだけで、「仕方がないね」度は一気にあがるはずです。

 遅れることが確定する前に来院気配の段階で「○○だからちょっと遅れそう」と送るだけでもいいのです。

おわりに

 今回の記事では、私が使った言い訳一覧を紹介してみました。

 お医者の皆さんへ「緊急手術」を言い訳にすると思わぬところからバレるおそれがあるのでオススメできません、使うなら「病棟でバタバタしていた」ぐらいにするのがよいでしょう。でも、できるだけ遅れそうな段階で第一報を入れましょう。

 もし、医者の言い訳を怪しいと思った場合の「大変だったね、何があったの」と聞いてみてください。本当だったら、苦労話をして少しだけ相手をねぎらうことができるはずです。

 ちょっと初記事で取止めがない感じでしたが、だんだんと面白い情報を提供できればと思っていますので、ちょくちょく覗いていただければうれしいです。

投稿者 みみはなな

医師(耳鼻咽喉科専門医)。地方医学部卒、一応博士(医学)。某大学病院勤務の中堅。

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